複線径路等至性アプローチ (Trajectory Equifinality Approach : TEA)
複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach: TEA)は, 個人の人生を時間と共に描くことを目標とする質的研究の新しい方法論の1つとして, 2004年にサトウタツヤ, Valsiner, J.らによって開発された. 概念などの名称の推敲を経て今なお進化を続けている研究方法論である. 複線径路等至性アプローチとは, 複線径路等至性モデリング(Trajectory Equifinality Modeling: TEM), 歴史的構造化ご招待(Historically Structured Inviting: HSI), 発生の三層モデル(Three...
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Veröffentlicht in: | 家族看護学研究 2018, Vol.24 (1), p.123-125 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 複線径路等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach: TEA)は, 個人の人生を時間と共に描くことを目標とする質的研究の新しい方法論の1つとして, 2004年にサトウタツヤ, Valsiner, J.らによって開発された. 概念などの名称の推敲を経て今なお進化を続けている研究方法論である. 複線径路等至性アプローチとは, 複線径路等至性モデリング(Trajectory Equifinality Modeling: TEM), 歴史的構造化ご招待(Historically Structured Inviting: HSI), 発生の三層モデル(Three Layers of Genesis: TLMG)(の概念)を統合・総括する考え方である. この方法論を用いることで, 「最終的には同じ到達点に達した」者の経験の特徴, すなわち, 同じ到達点に至るまでの複数の径路の途上で個々人が, 歴史的, 文化的, 社会的な側面や自身の内面から何が起こってくることを経験したかを導き出だすことができる. |
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ISSN: | 1341-8351 |