児童発達支援センター施設管理者と看護師代表が求める看護師と他職種の役割と課題

目的:児童発達支援センター施設管理者と看護師代表が求める看護師と他職種の役割と課題を明らかにする。方法:看護師配置を明記した156施設の施設管理者と看護師代表を対象に質問紙調査を行い、単純集計およびカイ二乗検定を行った。結果:施設管理者より38通(回収率24.4%)、看護師代表者より36通(回収率23.1%)を分析した。施設利用児は3歳~4歳が最も多く、医療的ケアが必要な子どものいる施設は30施設(76.9%)であった。看護師代表者と施設管理者が求める看護師の役割のうち<子どもの病気や健康管理への指導>の回答割合が高い。さらに<子どもが安全に過ごせるように環境を整える>、<日常生活への支援>、...

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Veröffentlicht in:日本小児看護学会誌 2024, Vol.33, pp.288-295
Hauptverfasser: 岡永, 真由美, 石浦, 光世, 杉村, 恵子, 中村, 彩乃, 森下, 阿津美
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:児童発達支援センター施設管理者と看護師代表が求める看護師と他職種の役割と課題を明らかにする。方法:看護師配置を明記した156施設の施設管理者と看護師代表を対象に質問紙調査を行い、単純集計およびカイ二乗検定を行った。結果:施設管理者より38通(回収率24.4%)、看護師代表者より36通(回収率23.1%)を分析した。施設利用児は3歳~4歳が最も多く、医療的ケアが必要な子どものいる施設は30施設(76.9%)であった。看護師代表者と施設管理者が求める看護師の役割のうち<子どもの病気や健康管理への指導>の回答割合が高い。さらに<子どもが安全に過ごせるように環境を整える>、<日常生活への支援>、<子どもと一緒に遊ぶ>は有意差を認めた(p<0.05)。他職種連携の困難さには【専門性の共通理解の不足】があった。考察:看護師は他職種との協働により子どもの特性を総合的にとらえ、支援をつなぐ役割が必要である。
ISSN:1344-9923
2423-8457
DOI:10.20625/jschn.33_288