慢性疾患をもつ子どもの社会復帰過程における専門職者の支援 : 専門職者へのインタビューから
本研究は、慢性疾患をもつ子どもの社会復帰過程における専門職者の支援の現状を明らかにするため、慢性疾患をもつ子どもに関わる専門職者22名に半構造化面接を実施し、質的記述的研究を行った。その結果、【病気と療養行動に必要な知識の提供】【内服・自己注射などの療養行動の促進と見守り】【退院後をふまえた入院中の生活リズムを整えるための援助】【入院中における家族と園・学校との情報交換】【復園・復学時の主治医・看護師による園・学校への情報提供】【復学時の家族による学校への情報提供】【園・学校生活における園・学校と家族の連絡・相談】【学級担任による教職員・他の生徒の理解と協力を得るための働きかけ】【園・学校で療...
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Veröffentlicht in: | 日本小児看護学会誌 2016/03/20, Vol.25(1), pp.36-42 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 本研究は、慢性疾患をもつ子どもの社会復帰過程における専門職者の支援の現状を明らかにするため、慢性疾患をもつ子どもに関わる専門職者22名に半構造化面接を実施し、質的記述的研究を行った。その結果、【病気と療養行動に必要な知識の提供】【内服・自己注射などの療養行動の促進と見守り】【退院後をふまえた入院中の生活リズムを整えるための援助】【入院中における家族と園・学校との情報交換】【復園・復学時の主治医・看護師による園・学校への情報提供】【復学時の家族による学校への情報提供】【園・学校生活における園・学校と家族の連絡・相談】【学級担任による教職員・他の生徒の理解と協力を得るための働きかけ】【園・学校で療養生活が安全・確実に行えるための配慮】【他の子どもと同じような園・学校生活が送れるための配慮】【病気をもつ生徒への学級担任・養護教諭としての継続的な役割遂行】という11カテゴリーが抽出された。病院は医療的側面から、学校は生活的側面から子どもを支援していたが、両者の連携は家族に頼るところが大きかった。従って、家族機能の向上を目指すために家族の負担軽減に対する支援が必要である。 |
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ISSN: | 1344-9923 2423-8457 |
DOI: | 10.20625/jschn.25.1_36 |