学内実習の取り組みから得られた臨地実習への示唆

本学は兵庫県神戸市の東部に位置しており,2020年にコロナ禍が発生した当初より登学が禁止となり,それ以降オンラインを主体とした授業が続いている.老年看護学領域が担当する実習は,4年生:5〜6月,統合実習(全領域担当,2単位),3年生:8月下旬〜12月中旬,老年看護学実習Ⅱ(医療施設実習,3単位),2年生:2月中旬〜3月上旬,老年看護学実習Ⅰ(介護老人保健施設実習,1単位)が設定されているが,2020年度はこれらがすべて学内実習となった.このなかで本稿では,老年看護学実習Ⅱの学内実習に焦点を絞り,その取り組みとその経験から得られた示唆を紹介する. 老年看護学実習Ⅱは,夏期に入ってコロナ禍の状況が...

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Veröffentlicht in:日本老年看護学会誌(老年看護学) 2021, Vol.26(1), pp.39-40
1. Verfasser: 松岡 千代
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本学は兵庫県神戸市の東部に位置しており,2020年にコロナ禍が発生した当初より登学が禁止となり,それ以降オンラインを主体とした授業が続いている.老年看護学領域が担当する実習は,4年生:5〜6月,統合実習(全領域担当,2単位),3年生:8月下旬〜12月中旬,老年看護学実習Ⅱ(医療施設実習,3単位),2年生:2月中旬〜3月上旬,老年看護学実習Ⅰ(介護老人保健施設実習,1単位)が設定されているが,2020年度はこれらがすべて学内実習となった.このなかで本稿では,老年看護学実習Ⅱの学内実習に焦点を絞り,その取り組みとその経験から得られた示唆を紹介する. 老年看護学実習Ⅱは,夏期に入ってコロナ禍の状況が下火になりつつあったなかで,臨地での実習を念頭に準備を進めていた.しかし実習開始の3週間前に,看護学科の方針として臨地での実習をしないことが決まったため,準備状況が十分整わないなかでスタートした実習であった.
ISSN:1346-9665
2432-0811
DOI:10.20696/jagn.26.1_39