高齢慢性関節リウマチ患者の在宅における生活状況—アンケートによる実態調査

65歳以上の高齢慢性関節リウマチ患者の在宅における生活状況を明らかにし,在宅における介護支援について検討するために実態調査を行った. 【方法】:佐賀医大整形外科リウマチ専門外来における65歳以上の患者80名に対して,在宅福祉サービスの利用状況,日常生活を送るうえで困っていること,生きがいや趣味,日常生活動作の4項目についてアンケート調査を行った. 【結果】:1.在宅福祉サービス利用率は23.8%と低率であった.2.日常生活を送るうえで困っていることは,痛み,身体の不自由さ,疲れやすさなどの症状が認められ,このうち痛みは48名(60%)であった.3.生きがいや趣味は,読書など1人での楽しみをあげ...

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Veröffentlicht in:日本老年看護学会誌(老年看護学) 2000/11/01, Vol.5(1), pp.173-180
Hauptverfasser: 多久島 寛孝, 忽那 龍雄, 小野 ミツ, 水主 いづみ, 木村 裕美
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:65歳以上の高齢慢性関節リウマチ患者の在宅における生活状況を明らかにし,在宅における介護支援について検討するために実態調査を行った. 【方法】:佐賀医大整形外科リウマチ専門外来における65歳以上の患者80名に対して,在宅福祉サービスの利用状況,日常生活を送るうえで困っていること,生きがいや趣味,日常生活動作の4項目についてアンケート調査を行った. 【結果】:1.在宅福祉サービス利用率は23.8%と低率であった.2.日常生活を送るうえで困っていることは,痛み,身体の不自由さ,疲れやすさなどの症状が認められ,このうち痛みは48名(60%)であった.3.生きがいや趣味は,読書など1人での楽しみをあげるものが多かった.4.ADLは,コミュニケーションが最も得点率が高く,入浴動作が最も低かった.また,在宅サービス利用者は,8つの動作すべてにおいて,未利用者よりも低かった.
ISSN:1346-9665
2432-0811
DOI:10.20696/jagn.5.1_173