モーションキャプチャーを用いた6自由度顎運動と筋電図の同期計測による顎口腔機能解析

「I. 目的」近年, 顎口腔機能領域においても, 口腔運動疾患の病態解明を目的とした様々な遺伝子改変マウスの開発が進んでいる. これらのマウスにおける咀嚼運動調節機構を解明するためには, より詳細な咀嚼機能評価が可能な計測システムが必要である. 現在, マウスの咀嚼運動様式の解明に様々な計測および解析方法が用いられているが, そのほとんどがオトガイ部など外面より観察可能な一点のみの運動解析である. 我々は以前, 高精度ハイスピードカメラ(HAS-220, DITECT)(以下HSC)を用いて得られる顎運動データと動物実験用3DマイクロX線CT(Rigaku, R_mCT)(以下μCT)を用いて...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本顎口腔機能学会雑誌 2019, Vol.26(1), pp.10-11
Hauptverfasser: 安田, 豪, 山田, 佳奈, 森内, 絵美, 吉見, 知子, 藤下, あゆみ, 濱中, 僚, 小原, 悠, 古賀, 義之, 吉田, 教明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I. 目的」近年, 顎口腔機能領域においても, 口腔運動疾患の病態解明を目的とした様々な遺伝子改変マウスの開発が進んでいる. これらのマウスにおける咀嚼運動調節機構を解明するためには, より詳細な咀嚼機能評価が可能な計測システムが必要である. 現在, マウスの咀嚼運動様式の解明に様々な計測および解析方法が用いられているが, そのほとんどがオトガイ部など外面より観察可能な一点のみの運動解析である. 我々は以前, 高精度ハイスピードカメラ(HAS-220, DITECT)(以下HSC)を用いて得られる顎運動データと動物実験用3DマイクロX線CT(Rigaku, R_mCT)(以下μCT)を用いて撮影した形態データを組み合わせた6自由度顎運動解析システムを構築し, マウス顎運動の可視化について報告した. このシステムにより, 下顎骨上の任意の点における3次元運動を観察することが可能となった.
ISSN:1340-9085
1883-986X
DOI:10.7144/sgf.26.10