睡眠時ブラキシズムの筋活動と臨床徴候の関連 -PSG study

「目的」睡眠時ブラキシズム (SB) は, 睡眠中の非機能的なgrindingとclenchingと定義され, その臨床診断は, 睡眠同伴者による歯ぎしり音の指摘, 咬耗の程度, 起床時の症状, 咬筋の肥大等の臨床徴候を基にして行われる. しかし, 実際にSBを測定した研究によると, これらの徴候とSBの頻度との関連性は必ずしも強固ではない. その理由として, grindingは歯ぎしり音や咬耗を伴う可能性が高く, clenchingは逆にこれらの臨床徴候と関連が低い可能性が考えられる. しかし, これまでの研究で両者を明確に区別し臨床徴候と関連づけた研究のないことがあげられる. そこでSBの...

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Veröffentlicht in:日本顎口腔機能学会雑誌 2013, Vol.20(1), pp.52-53
Hauptverfasser: 酒井, 拓郎, 葭澤, 秀一郎, 吉澤, 亜矢子, 吉田, 裕哉, 高場, 雅之, 川名, ふさ江, 小野, 康寛, 菅沼, 岳史, 加藤, 隆史, 馬場, 一美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」睡眠時ブラキシズム (SB) は, 睡眠中の非機能的なgrindingとclenchingと定義され, その臨床診断は, 睡眠同伴者による歯ぎしり音の指摘, 咬耗の程度, 起床時の症状, 咬筋の肥大等の臨床徴候を基にして行われる. しかし, 実際にSBを測定した研究によると, これらの徴候とSBの頻度との関連性は必ずしも強固ではない. その理由として, grindingは歯ぎしり音や咬耗を伴う可能性が高く, clenchingは逆にこれらの臨床徴候と関連が低い可能性が考えられる. しかし, これまでの研究で両者を明確に区別し臨床徴候と関連づけた研究のないことがあげられる. そこでSBの筋活動を睡眠ポリグラフ検査 (PSG) により詳細に分析し, 筋活動様相の実態とSBを示唆する臨床徴候との関連性について対照群を交え検討した. 「方法」「1. 被験者」被験者は本学学生, 大学院生及び教職員のうち顎口腔系に機能異常を認めない成人22名 (男性11名, 女性11名, 平均年齢24.8±3.1才) を選択した.
ISSN:1340-9085
1883-986X
DOI:10.7144/sgf.20.52