良性胆管疾患術後の長期 PTCD チューブ留置例における胆汁細胞像

目的 : 良性胆道疾患術後, 長期間 PTCD チューブを留置 (長期留置症例) した患者から採取された胆汁細胞像を検討した. 方法 : 長期留置 5 例の胆管洗浄液細胞診 12 検体を用いて, 「貯留胆汁細胞診の細胞判定基準」を参考に細胞評価を行った. PTCD チューブ留置直後ないしは留置後 6 時間以内に採取された胆管炎 5 例 (短期留置症例) と胆管癌 5 例からの細胞を対照として用いた. 成績 : 長期留置症例の胆管上皮の平均核面積は 24.8μm2であった. 核の大小不同は 4 検体 (33.3%) でみられ, 平均核面積は 29.8μm2であった. 一方, 核の大小不同が少ない...

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Veröffentlicht in:日本臨床細胞学会雑誌 2013, Vol.52(3), pp.186-192
Hauptverfasser: 内藤, 嘉紀, 河原, 明彦, 多比良, 朋希, 山口, 知彦, 安倍, 秀幸, 吉富, 宗宏, 岡部, 義信, 安元, 真希子, 鹿毛, 政義, 矢野, 博久
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的 : 良性胆道疾患術後, 長期間 PTCD チューブを留置 (長期留置症例) した患者から採取された胆汁細胞像を検討した. 方法 : 長期留置 5 例の胆管洗浄液細胞診 12 検体を用いて, 「貯留胆汁細胞診の細胞判定基準」を参考に細胞評価を行った. PTCD チューブ留置直後ないしは留置後 6 時間以内に採取された胆管炎 5 例 (短期留置症例) と胆管癌 5 例からの細胞を対照として用いた. 成績 : 長期留置症例の胆管上皮の平均核面積は 24.8μm2であった. 核の大小不同は 4 検体 (33.3%) でみられ, 平均核面積は 29.8μm2であった. 一方, 核の大小不同が少ない 8 検体の平均核面積は 22.3μm2であり有意差を認めた (p
ISSN:0387-1193
1882-7233
DOI:10.5795/jjscc.52.186