子宮頸がん検診における若年者異形成, 頸がんの著明な増加について: 秋田厚生会検診の 40 年から

「I. はじめに」子宮頸がんの若年層での増加が危惧されている. 癌検診の早期発見による死亡率減少効果は高く評価されているものの, 受診率は低迷し, 特に推進したい若年層で伸び悩んでいる. こうしたなか, 集団検診において, 同じ地域の長期間にわたる追跡調査の変化を観察した報告は少ない. 私たちは, 秋田県農村部を主体とする40年間にわたる子宮頸がん検診による異形成, 癌発見率の年齢別の変化に注目した. 「II. 方法」秋田厚生会が1968年から行っている子宮頸がん集団検診の結果を追跡調査より解析した. 背景として, 当検診は, 県都秋田市を除く秋田県全域の農村部を主な対象としており, 研究期間...

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Veröffentlicht in:日本臨床細胞学会雑誌 2010, Vol.49(5), pp.371-372
Hauptverfasser: 五十嵐, 信一, 高橋, 寿明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I. はじめに」子宮頸がんの若年層での増加が危惧されている. 癌検診の早期発見による死亡率減少効果は高く評価されているものの, 受診率は低迷し, 特に推進したい若年層で伸び悩んでいる. こうしたなか, 集団検診において, 同じ地域の長期間にわたる追跡調査の変化を観察した報告は少ない. 私たちは, 秋田県農村部を主体とする40年間にわたる子宮頸がん検診による異形成, 癌発見率の年齢別の変化に注目した. 「II. 方法」秋田厚生会が1968年から行っている子宮頸がん集団検診の結果を追跡調査より解析した. 背景として, 当検診は, 県都秋田市を除く秋田県全域の農村部を主な対象としており, 研究期間中も高齢化, 若年層減少が顕著である.
ISSN:0387-1193
1882-7233
DOI:10.5795/jjscc.49.371