小児気管支喘息治療・管理ガイドラインの認知と内容に関するアンケート調査

【目的】 「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」 (JPGL) の認知度, JPGL2017の改訂ポイントの評価を行う. 【方法】2017年4月に開催された第121回日本小児科学会学術集会に参加した小児科医にアンケート調査を行った. 【結果】366名から回答を得た. JPGLを読んだことがある・図表は見たことがあると回答した者は93%であり, JPGL2017についても89%の認知度があった. JPGL2017の改訂ポイントであるクリニカルクエスチョンについて, 93%が日常臨床に合致していると回答した. JPGL2017の変更点について 「妥当である」 と回答したのは, 長時間作用性β2刺...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本小児アレルギー学会誌 2019, Vol.33(5), pp.683-691
Hauptverfasser: 伊藤, 靖典, 亀田, 誠, 池田, 政憲, 藤澤, 隆夫, 井上, 壽茂, 徳山, 研一, 平井, 康太, 松原, 知代, 吉田, 之範, 足立, 雄一, 日本小児アレルギー学会小児喘息コントロール評価ワーキンググループ
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】 「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」 (JPGL) の認知度, JPGL2017の改訂ポイントの評価を行う. 【方法】2017年4月に開催された第121回日本小児科学会学術集会に参加した小児科医にアンケート調査を行った. 【結果】366名から回答を得た. JPGLを読んだことがある・図表は見たことがあると回答した者は93%であり, JPGL2017についても89%の認知度があった. JPGL2017の改訂ポイントであるクリニカルクエスチョンについて, 93%が日常臨床に合致していると回答した. JPGL2017の変更点について 「妥当である」 と回答したのは, 長時間作用性β2刺激薬を短期追加治療に変更したことは88%, 急性増悪時のβ2吸入薬の投与量を乳幼児で一律0.3mLとしたことは85%, 乳幼児喘息の診断については89%, 乳幼児喘息の診断的治療については86%であった. 【結語】JPGLは広く認知されており, JPGL2017の変更点について一定の理解が得られていると考えられた.
ISSN:0914-2649
1882-2738
DOI:10.3388/jspaci.33.683