アレルギー疾患の予知・予防は可能か

「1. アレルギー疾患の予防とearly intervention」アレルギー疾患, 気管支喘息 (喘息) などの予防については1次, 2次予防の2つに分けることもあるが, GINA (2004), 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン (2005) では1, 2, 3次の3つに分けられている. 喘息で言えば, 1次予防はアレルゲン感作前に発症を予防すること, 2次予防はアレルゲン感作後ではあるが発症前に予防することないしは発症早期に予防すること, 3次予防は発症後に増悪を防止することである. いずれの場合も発症, 増悪に関わる危険因子を明らかにして, これらに対して対策を講ずることであり,...

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Veröffentlicht in:日本小児アレルギー学会誌 2006/03/01, Vol.20(1), pp.44-54
Hauptverfasser: 近藤, 直実, 松井, 永子, 桑原, 愛美, 川本, 典生, 青木, 美奈子, 寺本, 貴英, 金子, 英雄, 深尾, 敏幸, 加藤, 善一郎, 櫻井, 里美, 新井, 隆広, 小澤, 亮, 木村, 豪
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. アレルギー疾患の予防とearly intervention」アレルギー疾患, 気管支喘息 (喘息) などの予防については1次, 2次予防の2つに分けることもあるが, GINA (2004), 小児気管支喘息治療・管理ガイドライン (2005) では1, 2, 3次の3つに分けられている. 喘息で言えば, 1次予防はアレルゲン感作前に発症を予防すること, 2次予防はアレルゲン感作後ではあるが発症前に予防することないしは発症早期に予防すること, 3次予防は発症後に増悪を防止することである. いずれの場合も発症, 増悪に関わる危険因子を明らかにして, これらに対して対策を講ずることであり, 共通的に行う予防とオーダーメイドの予防が必要である. 一方, early interventionは図2のように理解される. 予知をし, 予防する. 予防の1つの型としてearly interventionを位置づけることが出来るが, ここでは主に予知と予防について記す.
ISSN:0914-2649
1882-2738
DOI:10.3388/jspaci.20.44