国家戦略特区高度医療提供事業に関する沖縄県医師会の対応に関する報告 - 軽度三角頭蓋手術が高度先進医療として含められたことへの違和感

平成28年4月, 沖縄県内の医療法人が内閣府の「国家戦略特別区域高度医療提供事業」の認定を受けた. 当医療法人は, 先進技術による医療ツーリズム事業の展開を目的に, 「早期食道癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後の細胞シートを活用した再生医療」, 「小児の軽度三角頭蓋に対する頭蓋形成術」, 「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の3分野について, 先進的医療を提供するとして病床規制に係る医療法の特例として18床を増やす認定を受けた. 沖縄県医師会(以下, 本会)では, 日本医師会の基本的方針に連動し, 医療分野における特区構想には反対を表明している....

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Veröffentlicht in:児童青年精神医学とその近接領域 2019-11, Vol.60 (5), p.655-656
Hauptverfasser: 稲田隆司, 平安明
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:平成28年4月, 沖縄県内の医療法人が内閣府の「国家戦略特別区域高度医療提供事業」の認定を受けた. 当医療法人は, 先進技術による医療ツーリズム事業の展開を目的に, 「早期食道癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後の細胞シートを活用した再生医療」, 「小児の軽度三角頭蓋に対する頭蓋形成術」, 「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の3分野について, 先進的医療を提供するとして病床規制に係る医療法の特例として18床を増やす認定を受けた. 沖縄県医師会(以下, 本会)では, 日本医師会の基本的方針に連動し, 医療分野における特区構想には反対を表明している.
ISSN:0289-0968