第58回日本児童青年精神医学会総会特集 (III) テーマ : 普遍性と個別性のバランス 〈シンポジウム9〉 「地域の子どもたちへの訪問による介入実践」 司会の言葉

地域で児童精神科臨床を実践していると, 診察や心理士による対応, デイケアやショートケアなどの診療所の外来機能だけでは対応が困難である場面にしばしば遭遇する. 例えば, 虐待の関係している事例や家族の機能に問題のある場合, あるいは医療機関に継続してくることのできない症例などである. その場合, 子どもの実生活を知り効果的な介入を行うには, 診察室で待っているだけでなく, 患児のそばへ, 医療者側から積極的にかかわり, その生活場所と実態を知る事が必要である....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:児童青年精神医学とその近接領域 2019-02, Vol.60 (1), p.36-37
Hauptverfasser: 中野育子, 奥野正景
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:地域で児童精神科臨床を実践していると, 診察や心理士による対応, デイケアやショートケアなどの診療所の外来機能だけでは対応が困難である場面にしばしば遭遇する. 例えば, 虐待の関係している事例や家族の機能に問題のある場合, あるいは医療機関に継続してくることのできない症例などである. その場合, 子どもの実生活を知り効果的な介入を行うには, 診察室で待っているだけでなく, 患児のそばへ, 医療者側から積極的にかかわり, その生活場所と実態を知る事が必要である.
ISSN:0289-0968