S07-1. Wechsler検査でASD特性は把握できるのか: PARSとWISCの統計分析を通して
「I. 研究の背景」Wechsler Intelligence Scale for Children - 4th edition (以下WISC-IV) の臨床使用に関しては, 謙虚で誠実に, 個別性を重視した活用をしないと受験者やその家族を脅かしたり, まったく的外れな助言をしてしまったりするリスクを孕んでいる. 高度な専門的内容を含む解釈ができて, 特定の認知特性や障害特性をみごとに評価できたとしても, 検査結果をフィードバックするクライエントや家族, 支援者がそれの結果を活かすことができなければ何の意味もなさない. しかしながら, 障害特性理論と検査結果の一部がつながり, 見事な解釈がで...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 児童青年精神医学とその近接領域 2019/02/01, Vol.60(1), pp.2-6 |
---|---|
1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 「I. 研究の背景」Wechsler Intelligence Scale for Children - 4th edition (以下WISC-IV) の臨床使用に関しては, 謙虚で誠実に, 個別性を重視した活用をしないと受験者やその家族を脅かしたり, まったく的外れな助言をしてしまったりするリスクを孕んでいる. 高度な専門的内容を含む解釈ができて, 特定の認知特性や障害特性をみごとに評価できたとしても, 検査結果をフィードバックするクライエントや家族, 支援者がそれの結果を活かすことができなければ何の意味もなさない. しかしながら, 障害特性理論と検査結果の一部がつながり, 見事な解釈ができた際には, 検査者にとっては気持ちが良いものである. 現実生活でのクライエントの苦しさやしんどさは横に置き, 酔いしれてしまうものである. |
---|---|
ISSN: | 0289-0968 2424-1652 |
DOI: | 10.20615/jscap.60.1_2 |