児童青年精神医学における法と人権:総論として

司法精神医学は,精神鑑定,犯罪学,強制入院に関連する倫理的問題から,地域・学校・家庭における子どもの人権擁護までの,膨大な研究・実践領域を含む。本稿では,第1に,「児童の権利に関する条約」の重要性について紹介した。第2に,児童と関係の深い日本の諸法のうち,「児童福祉法」,「児童虐待防止法」,および「少年法」の要諦を概説した。最後に,「精神保健福祉法」の問題点を,児童の同意能力という観点から論じた。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:児童青年精神医学とその近接領域 2018/04/01, Vol.59(2), pp.141-147
1. Verfasser: 高岡, 健
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:司法精神医学は,精神鑑定,犯罪学,強制入院に関連する倫理的問題から,地域・学校・家庭における子どもの人権擁護までの,膨大な研究・実践領域を含む。本稿では,第1に,「児童の権利に関する条約」の重要性について紹介した。第2に,児童と関係の深い日本の諸法のうち,「児童福祉法」,「児童虐待防止法」,および「少年法」の要諦を概説した。最後に,「精神保健福祉法」の問題点を,児童の同意能力という観点から論じた。
ISSN:0289-0968
2424-1652
DOI:10.20615/jscap.59.2_141