隣接するインプラントとの暫間固定により歯の動揺を改善した1症例
連結固定は,支持能力が低下した歯の外傷性要因を除去し機能維持を図るために実施される.しかし,残存歯と歯の欠損部との配置によっては連結固定が困難となる.今回,下顎左右側第一大臼歯が欠損し,下顎左右側第二大臼歯に外傷性要因による動揺を認めた45歳の女性に対して,十分なインフォームドコンセントに基づき36部,46部に埋入したインプラントと37,47をプロビジョナルレストレーションを介してそれぞれ暫間固定して動揺を改善した.その後単独の補綴装置を装着して良好な経過を得た.暫間固定する天然歯とインプラントの配置に関しては,明確な基準が示されていないため慎重な対応が求められると考えられた....
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Veröffentlicht in: | 日本口腔インプラント学会誌 2024/03/31, Vol.37(1), pp.64-68 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 連結固定は,支持能力が低下した歯の外傷性要因を除去し機能維持を図るために実施される.しかし,残存歯と歯の欠損部との配置によっては連結固定が困難となる.今回,下顎左右側第一大臼歯が欠損し,下顎左右側第二大臼歯に外傷性要因による動揺を認めた45歳の女性に対して,十分なインフォームドコンセントに基づき36部,46部に埋入したインプラントと37,47をプロビジョナルレストレーションを介してそれぞれ暫間固定して動揺を改善した.その後単独の補綴装置を装着して良好な経過を得た.暫間固定する天然歯とインプラントの配置に関しては,明確な基準が示されていないため慎重な対応が求められると考えられた. |
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ISSN: | 0914-6695 2187-9117 |
DOI: | 10.11237/jsoi.37.64 |