無作為化比較試験で Assessment of Motor and Process Skills (AMPS) を用いるための予備的検討 : 動画を用いた信頼性の検討
要旨: 本研究は, 無作為化比較試験の盲検化されたアウトカムとして Assessment of Motor and Process Skills (AMPS) の実用性を探るために, 動画によるAMPS測定について検討した. 方法は, AMPSの測定を実際に観察評価で行った1名(LIVE検査者)のロジットと, その観察評価場面をアングル定点1点から撮影した動画でAMPS測定を行った11名(動画検査者)のロジットを比較した. 結果, LIVE検査者の運動技能は1.42ロジット, プロセス技能は0.66ロジットであった. 動画検査者は運動技能が中央値0.78ロジット(0.17~1.26), プロセ...
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Veröffentlicht in: | 日本臨床作業療法研究 2015-12, Vol.2 (1), p.19-24 |
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Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 要旨: 本研究は, 無作為化比較試験の盲検化されたアウトカムとして Assessment of Motor and Process Skills (AMPS) の実用性を探るために, 動画によるAMPS測定について検討した. 方法は, AMPSの測定を実際に観察評価で行った1名(LIVE検査者)のロジットと, その観察評価場面をアングル定点1点から撮影した動画でAMPS測定を行った11名(動画検査者)のロジットを比較した. 結果, LIVE検査者の運動技能は1.42ロジット, プロセス技能は0.66ロジットであった. 動画検査者は運動技能が中央値0.78ロジット(0.17~1.26), プロセス技能が中央値0.80ロジット(0.51~1.38)であった. この結果から, LIVE検査者と動画検査者の比較, および動画検査者内での比較において, 運動技能・プロセス技能ともばらつきが認められ, 今回の方法では動画を用いたAMPSの測定を無作為化比較試験へ適用することは困難であることが示唆された. |
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ISSN: | 2188-8418 |