脳血管内治療における未経験看護師が自立するまでのトレーニング体制の検討 ~病棟での勤務を兼任しながら行った初期の段階

「緒言」当院では, 年間400件以上の脳血管撮影・脳血管内治療(以下脳カテ)が行われている. 平成20年6月の開院当初は放射線科の専任看護師が脳カテの介助を行っていたが, 看護部の方針により脳血管撮影室の業務と脳卒中センターの病棟業務を一体化することとなり, 平成21年4月より24時間体制で病棟所属の看護師(SCU含む)が一人で介助を行うこととなった. そのため専門のグループを立ち上げ, 脳カテ経験者が未経験看護師と共に業務を行い, 計3~4日間のマンツーマントレーニングを行った. 現在10名の看護師が脳カテに従事しているが, 自分たちが行ったトレーニングでは独り立ちをしたときの精神的負担が大...

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Veröffentlicht in:聖マリアンナ医科大学雑誌 2013-05, Vol.41 (1), p.27-30
Hauptverfasser: 井上淳代, 鷹元啓子, 村上美樹, 金本美香, 櫻井晴美, 野越慎司, 高田達郎, 植田敏浩
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」当院では, 年間400件以上の脳血管撮影・脳血管内治療(以下脳カテ)が行われている. 平成20年6月の開院当初は放射線科の専任看護師が脳カテの介助を行っていたが, 看護部の方針により脳血管撮影室の業務と脳卒中センターの病棟業務を一体化することとなり, 平成21年4月より24時間体制で病棟所属の看護師(SCU含む)が一人で介助を行うこととなった. そのため専門のグループを立ち上げ, 脳カテ経験者が未経験看護師と共に業務を行い, 計3~4日間のマンツーマントレーニングを行った. 現在10名の看護師が脳カテに従事しているが, 自分たちが行ったトレーニングでは独り立ちをしたときの精神的負担が大きく, 治療に対する理解が不十分で患者観察が行えていない為, トレーニング期間やトレーニング内容が不十分であると感じた. 未経験看護師が脳カテ介助を自立するまでのトレーニングの問題点を調査し今後の課題について検討したので報告する.
ISSN:0387-2289