産業看護職からみた産業看護職と安全衛生担当事務職との連携促進要因

【目的】本研究は,産業看護職からみた産業看護職と安全衛生担当事務職との連携を促進する要因を明らかにすることを目的とした.【方法】産業看護職611名に自記式質問紙調査票を配布し,回収数254(回収率41.6%)のうち回答に不備のない243(有効回答率39.8%)を分析対象とした.連携の程度を従属変数,連携と関連がみられた要因を独立変数としてステップワイズ法による重回帰分析を行った.【結果・考察】産業看護職と安全衛生担当事務職との連携に影響していた要因は,成果の明確化,事務職の連携意欲,情報の提供・収集する場の存在など7項目あり,調整済み決定係数(R2)は,0.540であった.成果の明確化が最も大...

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Veröffentlicht in:日本産業看護学会誌 2017, Vol.4(1), pp.8-14
Hauptverfasser: 福田, 梨愛, 河野, 啓子, 畑中, 純子, 後藤, 由紀
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:【目的】本研究は,産業看護職からみた産業看護職と安全衛生担当事務職との連携を促進する要因を明らかにすることを目的とした.【方法】産業看護職611名に自記式質問紙調査票を配布し,回収数254(回収率41.6%)のうち回答に不備のない243(有効回答率39.8%)を分析対象とした.連携の程度を従属変数,連携と関連がみられた要因を独立変数としてステップワイズ法による重回帰分析を行った.【結果・考察】産業看護職と安全衛生担当事務職との連携に影響していた要因は,成果の明確化,事務職の連携意欲,情報の提供・収集する場の存在など7項目あり,調整済み決定係数(R2)は,0.540であった.成果の明確化が最も大きな要因として抽出されたのは, 一つひとつの活動を評価し成果を明確にして互いに確認しあうことで,活動に対する価値観の一致が図られ,連携の必要性の認識につながるためと考えられた.
ISSN:2188-6377
2188-6377
DOI:10.32271/jaohn.4.1_8