ポストコロナ時代の遠隔医療の可能性

「POINT」(1)新型コロナウイルス感染症大流行下の規制緩和でオンライン診療は急拡大した (2)オンライン診療の規制緩和は一段落した (3)遠隔医療の次の目標は, 多施設, 多職種の連携への評価の確立 (4)離島・へき地のオンライン診療の要も連携 (5)デジタルトランスフォーメーションの要も連携「ポストコロナ時代への視座」新型コロナウイルス感染症の大流行により, 非効率な医療提供体制や医療行政システムの脆弱さが明白となり, 今後のパンデミックも念頭に各種制度の改革が不可欠となった. 改革の柱の一つとしてオンライン診療を含む遠隔医療について, へき地医療活用への課題を中心に振り返る. もう一つ...

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Veröffentlicht in:月刊地域医学 2022-12, Vol.36 (12), p.1084-1088
1. Verfasser: 長谷川高志
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「POINT」(1)新型コロナウイルス感染症大流行下の規制緩和でオンライン診療は急拡大した (2)オンライン診療の規制緩和は一段落した (3)遠隔医療の次の目標は, 多施設, 多職種の連携への評価の確立 (4)離島・へき地のオンライン診療の要も連携 (5)デジタルトランスフォーメーションの要も連携「ポストコロナ時代への視座」新型コロナウイルス感染症の大流行により, 非効率な医療提供体制や医療行政システムの脆弱さが明白となり, 今後のパンデミックも念頭に各種制度の改革が不可欠となった. 改革の柱の一つとしてオンライン診療を含む遠隔医療について, へき地医療活用への課題を中心に振り返る. もう一つの視点として, 医療アクセスの改善手法である遠隔医療について, 今後の社会の変革の中核となるデジタル化を念頭におき考察する. 「新型コロナウイルス感染症の大流行下での遠隔医療の動向」遠隔医療を取り巻く制度について, コロナ前後で大きな変化があった.
ISSN:0914-4277