「先生, 大けがをして, 動けない人がいます」学校における重症外傷初期対応 - JPTECファーストレスポンダーコース
「POINT」 (1)学校の管理下における障害の発生件数は児童減少を考慮すると, 決して減少していない (2)外傷に対する迅速かつ的確な応急救護は, 死亡を減少させ, 後遺障害の発生を低減させる (3)JPTECファーストレスポンダーコースは, 学校関係者などのファーストレスポンダーが, 重症外傷傷病者に遭遇した際の対応について, 救急隊員等に引き継ぐまでの間, 何をすべきか, 何をすべきではないかを学ぶコースである (4)傷病者をみたら, まず, 状況評価を行い, 119番通報し, 傷病者評価と必要な処置を行う (5)活動性外出血はファーストレスポンダーがただちに止血処置をしなければ, 生命...
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Veröffentlicht in: | 月刊地域医学 2021-12, Vol.35 (12), p.1145-1151 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「POINT」 (1)学校の管理下における障害の発生件数は児童減少を考慮すると, 決して減少していない (2)外傷に対する迅速かつ的確な応急救護は, 死亡を減少させ, 後遺障害の発生を低減させる (3)JPTECファーストレスポンダーコースは, 学校関係者などのファーストレスポンダーが, 重症外傷傷病者に遭遇した際の対応について, 救急隊員等に引き継ぐまでの間, 何をすべきか, 何をすべきではないかを学ぶコースである (4)傷病者をみたら, まず, 状況評価を行い, 119番通報し, 傷病者評価と必要な処置を行う (5)活動性外出血はファーストレスポンダーがただちに止血処置をしなければ, 生命の危機に陥るため, 迅速に止血を行う必要がある 「はじめに」 独立行政法人日本スポーツ振興センターの報告によると小学校, 中学校, 高等学校等・高等専門学校, 特別支援学校, 幼稚園・幼保連携型認定こども園・保育所等における学校管理下での負傷疾病の発生件数は年々, 減少傾向にあるものの, 児童数の減少を考慮すると減少しているとは言いがたい. |
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ISSN: | 0914-4277 |