精神疾患と器質疾患の鑑別

「POINT」 (1)精神疾患と器質疾患は併存することが多い.精神疾患を単独で診断するには, 器質疾患を示唆する臨床所見がなく, かつ具体的な精神疾患に合致することを示す (2)器質疾患の特徴は, 急性発症, 進行性, 発作性, 増悪寛解因子が明確, 訴えに矛盾がない, の5つである (3)原因不明の痛みを訴えるものの, うつ病や不安障害などの精神疾患が否定的な場合, A-MUPSスコアに2項目以上合致すれば, 身体症状症の可能性が高い...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:月刊地域医学 2021-05, Vol.35 (5), p.434-439
Hauptverfasser: 鈴木慎吾, 生坂政臣
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「POINT」 (1)精神疾患と器質疾患は併存することが多い.精神疾患を単独で診断するには, 器質疾患を示唆する臨床所見がなく, かつ具体的な精神疾患に合致することを示す (2)器質疾患の特徴は, 急性発症, 進行性, 発作性, 増悪寛解因子が明確, 訴えに矛盾がない, の5つである (3)原因不明の痛みを訴えるものの, うつ病や不安障害などの精神疾患が否定的な場合, A-MUPSスコアに2項目以上合致すれば, 身体症状症の可能性が高い
ISSN:0914-4277