膵がん・胆管がん - 膵がん切除後の補助化学療法と胆管がんの化学療法 - 1. 膵がん
「POINT」(1)切除可能膵がんには, 外科的切除後の補助化学療法が奨められる (2)膵がんは近年新たな多剤併用化学療法レジメンにより, 一次化学療法が大きく変化した (3)切除可能膵がん, 切除可能境界膵がんに対する術前化学療法が試みられている 「はじめに」膵がんは, いまだ最も治療成績の不良ながんである. 5年相対生存率は男性7.9%, 女性7.5%と部位別生存率で最低である. 2016年がんで死亡した人の部位別比較では, 男女合計で膵がんは肺がん, 大腸がん, 胃がんに次いで第4位であり, 肝がんを抜いている. 膵がんにおいて根治が期待できる治療は切除手術のみであるが, 切除後も高頻度...
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Veröffentlicht in: | 月刊地域医学 2019-01, Vol.33 (1), p.27-31 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「POINT」(1)切除可能膵がんには, 外科的切除後の補助化学療法が奨められる (2)膵がんは近年新たな多剤併用化学療法レジメンにより, 一次化学療法が大きく変化した (3)切除可能膵がん, 切除可能境界膵がんに対する術前化学療法が試みられている 「はじめに」膵がんは, いまだ最も治療成績の不良ながんである. 5年相対生存率は男性7.9%, 女性7.5%と部位別生存率で最低である. 2016年がんで死亡した人の部位別比較では, 男女合計で膵がんは肺がん, 大腸がん, 胃がんに次いで第4位であり, 肝がんを抜いている. 膵がんにおいて根治が期待できる治療は切除手術のみであるが, 切除後も高頻度に再発する. 切除単独では治療成績の向上は見込めず, 手術に化学療法や放射線治療を紐み合わせた集学的治療が必須となる. 『2016年膵癌取扱い規約第7版』では, 新たに切除可能性分類について記載された. |
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ISSN: | 0914-4277 |