地域におけるがん・生殖医療連携の取り組み - 小児, 思春期・若年成人 (AYA) 世代がん患者・経験者の生殖機能障害とその対策

「POINT」 (1)小児, AYA世代のがん経験者の生殖機能障害に対する「がん・生殖医療」が注目されている (2)がん・生殖医療の実践には, 地域, 施設, 職種, 診療科を超えた医療連携が必要 (3)全国で地域におけるがん・生殖医療ネットワークが拡がりつつある (4)日本がん・生殖医療学会のwebsiteでは各種資材の提供がされている 「はじめに」 若年がん患者の増加と治療の進歩によって思春期・若年成人(adolescent and young adult : AYA)世代がん経験者が増加している. AYA世代では, 治療による生殖機能低下もその後の長期に及ぶ深刻なQuality of l...

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Veröffentlicht in:月刊地域医学 2018-12, Vol.32 (12), p.1083-1088
1. Verfasser: 古井辰郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「POINT」 (1)小児, AYA世代のがん経験者の生殖機能障害に対する「がん・生殖医療」が注目されている (2)がん・生殖医療の実践には, 地域, 施設, 職種, 診療科を超えた医療連携が必要 (3)全国で地域におけるがん・生殖医療ネットワークが拡がりつつある (4)日本がん・生殖医療学会のwebsiteでは各種資材の提供がされている 「はじめに」 若年がん患者の増加と治療の進歩によって思春期・若年成人(adolescent and young adult : AYA)世代がん経験者が増加している. AYA世代では, 治療による生殖機能低下もその後の長期に及ぶ深刻なQuality of life(QOL)低下の一因となっている. 平成27年度に実施された厚生労働科学研究の実態調査でも, AYA世代の患者, 経験者は妊孕性, 生殖機能に関する問題で悩んでおり, 適切な相談体制の充実に対するニーズが高いことが示された.
ISSN:0914-4277