重症疾患を見逃さないためのプレディクションルールの使い方

「POINT」(1)プレディクションルールを適切に使えるようになる (2)TIAのプレディクションルールを正しく使えるようにする (3)失神におけるプレディクションルールの有用性と限界を知る (4)成人・小児の頭部外傷におけるプレディクションルールを使えるようにする「はじめに」診療所で診療する疾患のほとんどは軽症であるが, 追加検査や入院加療が必要な患者を見出し, 適切な医療機関に転送することが重要である. 一方で診療所では採血や検査などが制限される. 熟達した医師であれば自身の経験や知識によってそれらを見抜くことができるかもしれないが, 経験の浅い医師やあまり経験のない訴えに対してはクリニカ...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:月刊地域医学 2018-10, Vol.32 (10), p.869-874
Hauptverfasser: 中澤太一, 舩越拓
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「POINT」(1)プレディクションルールを適切に使えるようになる (2)TIAのプレディクションルールを正しく使えるようにする (3)失神におけるプレディクションルールの有用性と限界を知る (4)成人・小児の頭部外傷におけるプレディクションルールを使えるようにする「はじめに」診療所で診療する疾患のほとんどは軽症であるが, 追加検査や入院加療が必要な患者を見出し, 適切な医療機関に転送することが重要である. 一方で診療所では採血や検査などが制限される. 熟達した医師であれば自身の経験や知識によってそれらを見抜くことができるかもしれないが, 経験の浅い医師やあまり経験のない訴えに対してはクリニカルプレディクションルール(Clinical prediction rule; CPR)を適切に活用することにより, 追加検査や入院加療が必要な患者を見つけ出すことができる.
ISSN:0914-4277