総論 : エディトリアルに代えて
「はじめに」6年に1回, 診療報酬と介護報酬の同時改定が回ってくる. その概要が平成30年1月に発表された. 診療報酬は+0.55%, 介護報酬は+0.54%の改定率だった. その多寡にはここでは触れないが, まずは今回の同時改定の概要について図1, 2をご覧いただきたい. 両者ともに4つの柱を掲げている. 医療と介護という文言こそ異なるが, 柱となる表題はほぼ同じになっている. まず地域包括ケアシステムを構築すること, そしてそのために医療と介護は何を行うべきかがまとめられている. 2つ目は質の高い医療サービスや介護サービスをどのように目指していくのかである. そして3つ目は, 人材確保困難...
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Veröffentlicht in: | 月刊地域医学 2018-05, Vol.32 (5), p.370-373 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」6年に1回, 診療報酬と介護報酬の同時改定が回ってくる. その概要が平成30年1月に発表された. 診療報酬は+0.55%, 介護報酬は+0.54%の改定率だった. その多寡にはここでは触れないが, まずは今回の同時改定の概要について図1, 2をご覧いただきたい. 両者ともに4つの柱を掲げている. 医療と介護という文言こそ異なるが, 柱となる表題はほぼ同じになっている. まず地域包括ケアシステムを構築すること, そしてそのために医療と介護は何を行うべきかがまとめられている. 2つ目は質の高い医療サービスや介護サービスをどのように目指していくのかである. そして3つ目は, 人材確保困難な昨今の状況を打開するために, 働き方改革やロボット・AIなどの技術導入などにより生産性の向上をいかにして高めていくのかということになる. 最後の柱は, 適正化や効率化という医療や介護制度の持続可能性と安定性の問題になる. |
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ISSN: | 0914-4277 |