第11回 JADECOM学術大会 シンポジウム 多職種連携の実際 ; 今後の展望を意識して
シンポジウムは, 「多職種連携」をテーマに二部構成で開催された. 第一部ではJADECOMの施設に所属し, 第一線で地域医療に取り組んでいる職種の異なる5名のパネリストによる多職種連携の事例の発表, 第二部ではパネルディスカッションが行われた. シンポジウムの座長である半田敏章氏は「2025年には4人に1人が後期高齢者となり, 現在の医療環境では, 高齢者医療を賄いきれない時代が迫っている. この問題を解決すべく国は地域包括ケアシステムを推進しているが, 医療機関は役割の分担が求められるとともに, 回復期病棟の増加や, 在宅医療, 介護施設の環境整備をすることで患者が高齢になっても可能な限り,...
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Veröffentlicht in: | 月刊地域医学 2017-11, Vol.31 (11), p.911-915 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | シンポジウムは, 「多職種連携」をテーマに二部構成で開催された. 第一部ではJADECOMの施設に所属し, 第一線で地域医療に取り組んでいる職種の異なる5名のパネリストによる多職種連携の事例の発表, 第二部ではパネルディスカッションが行われた. シンポジウムの座長である半田敏章氏は「2025年には4人に1人が後期高齢者となり, 現在の医療環境では, 高齢者医療を賄いきれない時代が迫っている. この問題を解決すべく国は地域包括ケアシステムを推進しているが, 医療機関は役割の分担が求められるとともに, 回復期病棟の増加や, 在宅医療, 介護施設の環境整備をすることで患者が高齢になっても可能な限り, 住み慣れた地域で自分らしい人生を最後まで謳歌できるよう地域の体制を構築していく必要がある. 各地域における課題や医療資源等, 環境は異なるが, 共通して言えることは「多職種」が密に連携して患者と向き合う地域医療の実践に取り組み, そのシステムを作り上げていくことだ」とシンポジウムのテーマである多職種連携の意義を述べた. |
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ISSN: | 0914-4277 |