痛みに対する理学療法 治療的運動による痛みの原因治療について

「POINT」 (1)関節内運動機能障害(intra-articular movement dysfunction, IMD)の存在を知る (2)患者が痛みを訴える部位に原因があるとは限らない. 関連症候である可能性を考える (3)痛みの原因がIMDである場合, 関節ファシリテーション(synovial joints facilitation, SJF)による治療後, 即刻痛みは消失する 「はじめに」理学療法の治療手段には, 物理療法と運動療法(ここでは, Therapeutic Exerciseという本来の英語の意味を正確に表すため, 治療的運動という用語を用いる)がある. 物理療法の治療目...

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Veröffentlicht in:月刊地域医学 2017-07, Vol.31 (7), p.552-555
Hauptverfasser: 淺野香理, 四谷昌嗣
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「POINT」 (1)関節内運動機能障害(intra-articular movement dysfunction, IMD)の存在を知る (2)患者が痛みを訴える部位に原因があるとは限らない. 関連症候である可能性を考える (3)痛みの原因がIMDである場合, 関節ファシリテーション(synovial joints facilitation, SJF)による治療後, 即刻痛みは消失する 「はじめに」理学療法の治療手段には, 物理療法と運動療法(ここでは, Therapeutic Exerciseという本来の英語の意味を正確に表すため, 治療的運動という用語を用いる)がある. 物理療法の治療目的は, (1)痛みの軽減, (2)循環の改善であり, 治療的運動の治療目的は, (1)関節可動域の維持・増大, (2)筋力の維持・増大, (3)筋持久性の維持・増大, (4)協調性の獲得, (5)全身生理的機能の維持・増大である.
ISSN:0914-4277