群馬県嬬恋村におけるフレイル予防の取り組み - 高齢者健康調査の結果とフレイル予防教室の概要

「はじめに」ヘルスプロモーション研究センターでは, 自治体と協働した健康づくりモデル事業に取り組んでおり, 群馬県嬬恋村はその重点地域の一つである. 嬬恋村は群馬県西端の高原地帯に位置し, 高原キャベツの生産日本一を誇る人口9,780人, 高齢化率32.0%(2015年国勢調査より)の村である. 嬬恋村では, 全国同様, 総人口が減少する中で高齢者人口が増加し, 2025年には高齢化率が39.9%に, 2035年には44.7%にも達すると予想されている. 今後, 要介護者の増加が懸念される中, 健康寿命を延伸し, いつまでも住み慣れた地域で高齢者が元気に暮らせるまちづくりを行うことは, 嬬恋村...

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Veröffentlicht in:月刊地域医学 2017-02, Vol.31 (2), p.122-129
Hauptverfasser: 野藤悠, 吉葉かおり, 嶋田雅子, 中村正和
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」ヘルスプロモーション研究センターでは, 自治体と協働した健康づくりモデル事業に取り組んでおり, 群馬県嬬恋村はその重点地域の一つである. 嬬恋村は群馬県西端の高原地帯に位置し, 高原キャベツの生産日本一を誇る人口9,780人, 高齢化率32.0%(2015年国勢調査より)の村である. 嬬恋村では, 全国同様, 総人口が減少する中で高齢者人口が増加し, 2025年には高齢化率が39.9%に, 2035年には44.7%にも達すると予想されている. 今後, 要介護者の増加が懸念される中, 健康寿命を延伸し, いつまでも住み慣れた地域で高齢者が元気に暮らせるまちづくりを行うことは, 嬬恋村において喫緊の課題である. こうした中, 嬬恋村とヘルスプロモーション研究センターでは, 2015年度より高齢者を対象とした地区巡回型の健康づくり教室や, 医療・保健・介護従業者・各種ボランティア等を対象とした研修会を共同開催し, フレイル予防の普及啓発を行ってきた.
ISSN:0914-4277