岐阜大学医学部附属病院における, 仕事と育児の両立支援に関するアンケート調査の結果報告

方法および対象: 2015年6月に岐阜大学医学部附属病院の医師・歯科医師を対象に, 仕事と育児の両立支援に関するアンケート調査を行い, その結果を集計し解析した. 結果: 医師・歯科医師421名のうち151名(36%)から回答を得た. 育児中の女性医師は, 保育所の送迎や学童の保育, 病児の看病など, 家族の支援を受けながら就労している様子がみられた. 子供の急病時の休暇の取得は難しく, 学習会・カンファレンスは育児中に参加しづらい時間帯であった. 必要な支援として, 短時間勤務を含む多様な勤務体制や, 利用しやすい院内保育所などの保育支援サービスがあげられた. 男性の育児への参加も期待されて...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:月刊地域医学 2016-08, Vol.30 (8), p.656-665
Hauptverfasser: 操奈美, 白木育美, 森光華澄, 清島真理子, 村上啓雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:方法および対象: 2015年6月に岐阜大学医学部附属病院の医師・歯科医師を対象に, 仕事と育児の両立支援に関するアンケート調査を行い, その結果を集計し解析した. 結果: 医師・歯科医師421名のうち151名(36%)から回答を得た. 育児中の女性医師は, 保育所の送迎や学童の保育, 病児の看病など, 家族の支援を受けながら就労している様子がみられた. 子供の急病時の休暇の取得は難しく, 学習会・カンファレンスは育児中に参加しづらい時間帯であった. 必要な支援として, 短時間勤務を含む多様な勤務体制や, 利用しやすい院内保育所などの保育支援サービスがあげられた. 男性の育児への参加も期待されていた. 結語: 育児中の女性のみならず職員全体が働きやすい環境となるよう, 保育支援サービスの充実とともに, より柔軟な勤務体制の構築が求められる.
ISSN:0914-4277