日帰り手術としての内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術 (SEPS)
要約: 重症のうっ滞性皮膚炎や皮膚潰瘍を伴っている場合, 不全穿通枝を伴っていることがしばしばあり, その際には内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術(SEPS)が有効なことがある. 2012年3月から2014年11月までに岸和田徳洲会病院で23例を日帰り手術として行った. 麻酔は静脈麻酔 + 局所浸潤麻酔で手術を行い, 平均年齢は61歳, 臨床症状はC4が16例, C6が7例, 併用手術は伏在静脈抜去18例, 結紮術1例, 硬化療法1例で全手術時間は平均74.5分であった. 手術時に痛みで体動がある時はケタミンを7例で追加投与したが, 他はプロポフォールの投与速度を調整するだけでコントロールできた....
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 静脈学 2017-01, Vol.28 (1), p.45-48 |
---|---|
1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 要約: 重症のうっ滞性皮膚炎や皮膚潰瘍を伴っている場合, 不全穿通枝を伴っていることがしばしばあり, その際には内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術(SEPS)が有効なことがある. 2012年3月から2014年11月までに岸和田徳洲会病院で23例を日帰り手術として行った. 麻酔は静脈麻酔 + 局所浸潤麻酔で手術を行い, 平均年齢は61歳, 臨床症状はC4が16例, C6が7例, 併用手術は伏在静脈抜去18例, 結紮術1例, 硬化療法1例で全手術時間は平均74.5分であった. 手術時に痛みで体動がある時はケタミンを7例で追加投与したが, 他はプロポフォールの投与速度を調整するだけでコントロールできた. 術後滞在時間は平均3時間4分で全員歩行して帰宅し, 術後の鎮痛剤内服は平均2.8回であった. うっ滞性皮膚炎が強い患者には長時間の立ち仕事で多忙な人も多く, 日帰りで行うことができれば治療の選択肢が増え有益と考えられた. |
---|---|
ISSN: | 0915-7395 |