A町における3歳児う蝕に関する母親の育児意識と歯科保健行動

「I はじめに」幼児期は, 口腔清掃, 食習慣などの基本的な歯科保健習慣を身につけていく時期であり, 乳歯う蝕は永久歯のう触に関連するため, 生涯を通じた歯の健康づくりのための重要な時期である. 幼児のう蝕は以前に比べて確実に少なくなってきている. しかし, 低年齢で重篤なう蝕を抱えている子どもへの対応が以前よりも困難でこれらの状況は, 親や子どもの生活環境や家庭内の事情から影響を受けている. 厚生労働省は2000年3月「健康日本21」を制定し, 2010年までにう蝕のない3歳児を80%以上とする目標値を掲げている. 2005年度の「健康日本21」中間評価報告書では, う蝕のない3歳児の中間実...

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Veröffentlicht in:沖縄の小児保健 2011-03 (38), p.31-36
Hauptverfasser: 園部晋也, 牧内忍, 川崎道子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I はじめに」幼児期は, 口腔清掃, 食習慣などの基本的な歯科保健習慣を身につけていく時期であり, 乳歯う蝕は永久歯のう触に関連するため, 生涯を通じた歯の健康づくりのための重要な時期である. 幼児のう蝕は以前に比べて確実に少なくなってきている. しかし, 低年齢で重篤なう蝕を抱えている子どもへの対応が以前よりも困難でこれらの状況は, 親や子どもの生活環境や家庭内の事情から影響を受けている. 厚生労働省は2000年3月「健康日本21」を制定し, 2010年までにう蝕のない3歳児を80%以上とする目標値を掲げている. 2005年度の「健康日本21」中間評価報告書では, う蝕のない3歳児の中間実績が68.7%で, 基準値59.5%からの増加はみられるが目標値の80%に達していない. 沖縄県の2007年度3歳児健診でのう蝕有病率は42.9%で, 2001年以降5年連続全国ワーストである.
ISSN:0912-0335