乳幼児健診のあり方に関する研究

【要旨】新たな母子保健の課題に対応可能な健診のあり方を探るため, モデル健診を実施した. ニーズ把握のために行った事前アンケート調査では, 健診の待ち時間が有効に活用されていない等の現状が明らかになった. これらのニーズに合わせて健診を見直したところ受診者からは概ね好評を得た. 特に, 地域の子育て支援センターを集団健診の場に活用することは子育て支援策の一つとして効果的であると思われた. また健診スタッフに対してフォーカスグループインタビューを行ったところ, モデル健診に取り組んだ結果, 健診を前向きにとらえるようになった等の変化が見られた. 今後, 健診を魅力あるものにするためには, 受診者...

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Veröffentlicht in:沖縄の小児保健 2005-03 (32), p.23-27
Hauptverfasser: 糸数公, 普久原朝政, 大城清子, 福盛久子, 親川豊子, 永山さなえ, 知念文枝, 川崎道子, 新垣賢昇, 玉城智津子, 森田ゆかり
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【要旨】新たな母子保健の課題に対応可能な健診のあり方を探るため, モデル健診を実施した. ニーズ把握のために行った事前アンケート調査では, 健診の待ち時間が有効に活用されていない等の現状が明らかになった. これらのニーズに合わせて健診を見直したところ受診者からは概ね好評を得た. 特に, 地域の子育て支援センターを集団健診の場に活用することは子育て支援策の一つとして効果的であると思われた. また健診スタッフに対してフォーカスグループインタビューを行ったところ, モデル健診に取り組んだ結果, 健診を前向きにとらえるようになった等の変化が見られた. 今後, 健診を魅力あるものにするためには, 受診者のニーズを把握しスタッフや受診者が主体性を発揮できるような取り組みが必要であると思われた. 【I 緒言】少子高齢化時代を迎え, 児童虐待や思春期健康教育の強化という新たな課題に対応すべく, 国は平成12年11月に「健やか親子21」を制定した.
ISSN:0912-0335