発達障害を持つ子どもと家族への育児支援 - 障害児保育の実践を通して
「I はじめに」当園は昭和56年から障害児保育に取り組み今年で22年目を迎える. 現在, 平成14年に入園した本児の保育を療育機関との連携を図りながら進めているが, 2年の経過を経ていくつかの目標に対する成果が確認できた事を報告する. [1 ケース紹介] 6歳男児, 診断名は脳性麻痺 (痙直型四肢麻痺) で, 当園には平成14年4月より入園. 移動は伝い歩き・ずり這いで室外ではバギー・ウォーカーを使用している. 日常会話は可能だが, 緊張やストレスにより吃音がみられる. 食事・排泄・更衣動作は現在は自立. (入園時は要介助) . 入園時, 本児は母親と離れること, 新しい環境に警戒心を持ってい...
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Veröffentlicht in: | 沖縄の小児保健 2005-03 (32), p.19-22 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I はじめに」当園は昭和56年から障害児保育に取り組み今年で22年目を迎える. 現在, 平成14年に入園した本児の保育を療育機関との連携を図りながら進めているが, 2年の経過を経ていくつかの目標に対する成果が確認できた事を報告する. [1 ケース紹介] 6歳男児, 診断名は脳性麻痺 (痙直型四肢麻痺) で, 当園には平成14年4月より入園. 移動は伝い歩き・ずり這いで室外ではバギー・ウォーカーを使用している. 日常会話は可能だが, 緊張やストレスにより吃音がみられる. 食事・排泄・更衣動作は現在は自立. (入園時は要介助) . 入園時, 本児は母親と離れること, 新しい環境に警戒心を持っていた. また, 受け身で依存しやすく, 自分の思いを伝える事が苦手で, 「仲間と同調したい」という思いは強いが, 関わる事ができない状態だった. また, 保護者は, 子どもの今の力を認めることができず, 健常児に追いつくこと・障害が治ることを求めており, 「ちゃんとやりなさい」等の声掛けが多く見られた. そのため, 本児は自分に自信を持つことができずにいた. |
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ISSN: | 0912-0335 |