臨床実践家が求める「陰部洗浄」実施時のミニマムリクワイアメント技能に関する実態調査
「I. 緒言」日々変化する医療現場では, 診療科の細分化・専門化が進み, 高度な医療が提供されている. 看護師においても, この高度な医療に対応できる判断力・応用力が看護実践能力として求められている. しかしながら, 看護実践能力が低下しているという状況が改善されたという報告は見当たらず, 大きな変化がないと考えられる. 看護六法(2013)では保健師助産師看護師法において, 看護師とは厚生労働省大臣の免許を受けて, 傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とするものを指すと定められている. フロレンス・ナイティンゲール(2010)は, 看護が意味すべきことは,...
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Veröffentlicht in: | ヒューマンケア研究学会誌 2017-03, Vol.8 (2), p.35-41 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 緒言」日々変化する医療現場では, 診療科の細分化・専門化が進み, 高度な医療が提供されている. 看護師においても, この高度な医療に対応できる判断力・応用力が看護実践能力として求められている. しかしながら, 看護実践能力が低下しているという状況が改善されたという報告は見当たらず, 大きな変化がないと考えられる. 看護六法(2013)では保健師助産師看護師法において, 看護師とは厚生労働省大臣の免許を受けて, 傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とするものを指すと定められている. フロレンス・ナイティンゲール(2010)は, 看護が意味すべきことは, 新鮮な空気, 光, 暖かさ, 清潔さ, 静けさの適切な活用, 食物の適切な選択と供給, そのすべてを患者の生命力を少しも犠牲にすることなく行うことであると述べている. これは今も変わらず, 患者の療養生活を整え, 生活の質を向上し, 患者の自然治癒力を促進するための療養上の世話が重要であり, 看護独自の機能であると考えられる. |
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ISSN: | 2187-2813 |