新研修医オリエンテーションにおける実技主体の実習と動画視聴主体の実習への研修医評価の比較

新規採用研修医に対して行った入職時の基本手技実習と救急蘇生実習について、実技を伴う実習を経験した研修医(実技群、n = 33)と動画視聴主体の実習を経験した研修医(動画群、n = 26)とを対象にアンケート調査を行い、回答内容を比較した。実施した8項目全体では、実技群の方が動画群よりもその後の臨床研修に役立つと回答した割合が有意に高かった(91% vs. 75%、p = 0.001)。手技の頻度や難易度、利用できる教材の内容、卒前教育で何をどこまで経験しているかといった要因を考慮した上で、実技演習を上手に取り入れ、より指導効率が良く、より学習効果が高い実習内容を模索していく必要がある。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本シミュレーション医療教育学会雑誌 2023, Vol.11, pp.77-83
Hauptverfasser: 宮内, 俊一, 森林, 耕平, 小田, 康晴, 鈴木, 翔, 谷口, 智明, 樋口, 和宏, 木許, 恭宏, 大平, 洋明, 日髙, 康太郎, 後藤, 智子, 小松, 弘幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:新規採用研修医に対して行った入職時の基本手技実習と救急蘇生実習について、実技を伴う実習を経験した研修医(実技群、n = 33)と動画視聴主体の実習を経験した研修医(動画群、n = 26)とを対象にアンケート調査を行い、回答内容を比較した。実施した8項目全体では、実技群の方が動画群よりもその後の臨床研修に役立つと回答した割合が有意に高かった(91% vs. 75%、p = 0.001)。手技の頻度や難易度、利用できる教材の内容、卒前教育で何をどこまで経験しているかといった要因を考慮した上で、実技演習を上手に取り入れ、より指導効率が良く、より学習効果が高い実習内容を模索していく必要がある。
ISSN:2187-9281
2436-4452
DOI:10.50950/jasehp.2023-11-17