3次元相同モデルを用いた日本代表を含む男子体操競技選手の 体幹部における「かたち」の定量化

「I 緒言」体操競技は, アクロバティックで非日常的な動作を伴い, さらに柔軟性(Delas et al., 2008), スピード(Bradshaw, 2004), 筋力やパワー(Bradshaw and Rossignol, 2004), 敏捷性(Daly et al., 2001)およびバランス機能(Lindner and Caine, 1990)などさまざまな体力要素が要求される. このように力強さとしなやかさのどちらも求められる体操競技選手は, 常に柔軟性と筋力という相反する2つの課題を追求する必要があり, 技一つひとつが非常に高度なものであることは想像に難しくない. さらに, どの...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:体育学研究 2024, Vol.69, pp.249-261
Hauptverfasser: 相馬, 満利, 柏木, 悠, 水鳥, 寿思, 立花, 泰則, 船渡, 和男
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「I 緒言」体操競技は, アクロバティックで非日常的な動作を伴い, さらに柔軟性(Delas et al., 2008), スピード(Bradshaw, 2004), 筋力やパワー(Bradshaw and Rossignol, 2004), 敏捷性(Daly et al., 2001)およびバランス機能(Lindner and Caine, 1990)などさまざまな体力要素が要求される. このように力強さとしなやかさのどちらも求められる体操競技選手は, 常に柔軟性と筋力という相反する2つの課題を追求する必要があり, 技一つひとつが非常に高度なものであることは想像に難しくない. さらに, どのような技をどのように行ったか, 行われる技の種類と出来栄え(美しさ, 雄大さ, 安定性など)を国際体操連盟(FIG)が制定する採点規則(Federation of International Gymnastics, 2022)で決められた一つひとつの技の難度にもとづいて, 審判員という人間の判断によって評価をする特性をもつ.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.23039