運動の継続を促進する指導者の特徴: ピラティス指導者の質的分析

「I 緒言」健康に対する関心・意識の高まりとともに, 運動をはじめる人々が増えている. 身体への運動効果が一定期間残るためには, 少なくとも半年以上運動を継続することが必要との見解が示されている. しかしながら, 運動を自立的かつ継続的に実践することは困難との報告がある. 運動実践の現場において同一の指導マニュアルにしたがい指導を行っているにもかかわらず, 運動の継続を実現させている指導者とそうでない指導者がいることはよくみられる現象である. 指導マニュアルは, 記載されている通りに実施すれば誰もが自ずと一定の運動指導を可能とする手引書である. 運動者にとって重要な運動の継続を実現している指導...

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Veröffentlicht in:体育学研究 2021, Vol.66, pp.277-292
Hauptverfasser: 磯野, 香代子, 猿渡, 康文
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I 緒言」健康に対する関心・意識の高まりとともに, 運動をはじめる人々が増えている. 身体への運動効果が一定期間残るためには, 少なくとも半年以上運動を継続することが必要との見解が示されている. しかしながら, 運動を自立的かつ継続的に実践することは困難との報告がある. 運動実践の現場において同一の指導マニュアルにしたがい指導を行っているにもかかわらず, 運動の継続を実現させている指導者とそうでない指導者がいることはよくみられる現象である. 指導マニュアルは, 記載されている通りに実施すれば誰もが自ずと一定の運動指導を可能とする手引書である. 運動者にとって重要な運動の継続を実現している指導者の指導方法が存在すると考えられる. しかしその内容は明らかではない. 本研究では具体的な運動種目として, ピラティスを取り上げる.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.20085