「1956年から1960年までの東ドイツにおける身体文化・スポーツ促進に関する訓令」に関する研究:ドイツ連邦公文書館所蔵文書 DR5/561 を手懸りにして

「I. はじめに」筆者は, 社会主義の模範と言われ, スポーツ分野でも世界の注目を集めたドイツ民主共和国(以下「東ドイツ」と表記)のスポーツについて, 政策的側面から研究を始めた. 東ドイツでは, スポーツに対しても国家及びドイツ社会主義統一党(Sozialistische Einheitspartei Deutschlands, 以下「SED」と略す)の強い関与があったと考えられるからである. 東ドイツスポーツ政策の特徴の1つは, スポーツに関係する諸規程(以下「スポーツ関係規程」と表記)の数の多さとその種類の多さにある. 表-1 は, 先行研究に示されている東ドイツの主なスポーツ関係規程の...

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Veröffentlicht in:体育学研究 2015, Vol.60(2), pp.701-714
1. Verfasser: 寳學, 淳郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I. はじめに」筆者は, 社会主義の模範と言われ, スポーツ分野でも世界の注目を集めたドイツ民主共和国(以下「東ドイツ」と表記)のスポーツについて, 政策的側面から研究を始めた. 東ドイツでは, スポーツに対しても国家及びドイツ社会主義統一党(Sozialistische Einheitspartei Deutschlands, 以下「SED」と略す)の強い関与があったと考えられるからである. 東ドイツスポーツ政策の特徴の1つは, スポーツに関係する諸規程(以下「スポーツ関係規程」と表記)の数の多さとその種類の多さにある. 表-1 は, 先行研究に示されている東ドイツの主なスポーツ関係規程の決議年月日, 通称, 決議機関, 公開場所, 年である.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.14094