平泳ぎキック動作中に働く非定常流体力と足部表面の圧力分布の関係
「1. 緒言」平泳ぎは, 競泳競技における他の3泳法と異なり, 上肢動作よりもキック動作によって得られる推進力が大きく, 泳者の身体が最も加速する局面はキック動作によって水を蹴り出す局面であることが報告されている(Cappaert et al.,1996 ; Maglischo et al.,1987 ; Persyn et al.,1992 ; Ungerechts, 1992). そのため, キック動作の改善は平泳ぎの泳パフォーマンス向上にとって最重要課題とされており, これまでに多くの水泳指導書に動作改善の要点が記述されている(Maglischo, 1993 ; 宮下ほか, 1973 ;...
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Veröffentlicht in: | 体育学研究 2015, Vol.60(1), pp.165-175 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. 緒言」平泳ぎは, 競泳競技における他の3泳法と異なり, 上肢動作よりもキック動作によって得られる推進力が大きく, 泳者の身体が最も加速する局面はキック動作によって水を蹴り出す局面であることが報告されている(Cappaert et al.,1996 ; Maglischo et al.,1987 ; Persyn et al.,1992 ; Ungerechts, 1992). そのため, キック動作の改善は平泳ぎの泳パフォーマンス向上にとって最重要課題とされており, これまでに多くの水泳指導書に動作改善の要点が記述されている(Maglischo, 1993 ; 宮下ほか, 1973 ; 杉原・林, 1982). しかしながら, 先行研究や指導書では画像分析を用いたキネマティック分析による報告がなされているに過ぎず(Fritzdorf et al.,2009 ; Thompson et al.,2004), キック動作改善の指針となる流体力学的データは乏しい. |
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ISSN: | 0484-6710 1881-7718 |
DOI: | 10.5432/jjpehss.14098 |