運動行動における習慣の概念化と測定:Exercise Habit Strength Scale 日本語版の開発

「問題と目的」定期的な身体活動・運動には, 身体的にも精神的にも数多くの健康効果があることが報告されている(International Society of Sport Psychology, 1992 ; Warburton et al.,2006, 2007). そこで, 各国の健康政策ガイドラインでも, 週2日1回30分以上, または週3日1回20分以上という運動習慣を持つことが推奨されている(Haskell et al.,2007 ; 厚生労働省, online1 ; Kromhout et al.,2001). しかしながら, 平成22年度国民健康・栄養調査(厚生労働省, onlin...

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Veröffentlicht in:体育学研究 2014, Vol.59(2), pp.689-704
1. Verfasser: 髙見, 和至
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「問題と目的」定期的な身体活動・運動には, 身体的にも精神的にも数多くの健康効果があることが報告されている(International Society of Sport Psychology, 1992 ; Warburton et al.,2006, 2007). そこで, 各国の健康政策ガイドラインでも, 週2日1回30分以上, または週3日1回20分以上という運動習慣を持つことが推奨されている(Haskell et al.,2007 ; 厚生労働省, online1 ; Kromhout et al.,2001). しかしながら, 平成22年度国民健康・栄養調査(厚生労働省, online2)によると, 30分以上の運動を週に2回以上, これを1年以上継続している者の割合は, 年齢層別に65歳以上では41.9%と半数に近いが, 20-64歳では, 24.3%に留まっている. また, 健康日本21の身体活動・運動分野の目標の1つである1日当たりの歩行数の平均値は, 平成9年国民栄養調査の結果と比較して男女ともに約1000歩減少している現状にあり, 国民個々の身体活動量の増加や運動習慣の促進に繋がる効果的なヘルスプロモーションの困難さが改めて浮彫りになっている.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.13085