短距離走競技者のステップタイプに応じた100 m レース中の加速局面の疾走動態
「I. 緒言」陸上競技の走種目の1つである100m走は, 主に加速局面, 最大スピード局面, スピード維持局面の3つの局面に分けられ(Delecluse et al., 1995;Mero et al., 1992;Schiffer, 2009), 最大スピード局面における疾走スピードが, 100m走のパフォーマンスを決定する主要な要因(阿江ほか, 1994;Gajer et al., 1999;Mackala, 2007)であると考えられている. そのため, これまでの短距離走に関する研究では, 最大疾走スピード時のピッチ, ストライド, 疾走動作に着目した研究が多く行われ(Bezodis...
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Veröffentlicht in: | 体育学研究 2013, Vol.58(2), pp.523-538 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 緒言」陸上競技の走種目の1つである100m走は, 主に加速局面, 最大スピード局面, スピード維持局面の3つの局面に分けられ(Delecluse et al., 1995;Mero et al., 1992;Schiffer, 2009), 最大スピード局面における疾走スピードが, 100m走のパフォーマンスを決定する主要な要因(阿江ほか, 1994;Gajer et al., 1999;Mackala, 2007)であると考えられている. そのため, これまでの短距離走に関する研究では, 最大疾走スピード時のピッチ, ストライド, 疾走動作に着目した研究が多く行われ(Bezodis et al., 2008;伊藤ほか, 1998;宮下ほか, 1986), 100m走パフォーマンスが高い競技者の特徴が示されてきた. しかし, 最大疾走スピードは加速局面を経て到達することから, 最大疾走スピード時の疾走に着目するだけでは, より高い最大疾走スピードに到達するための知見としては不十分であり, 100m走のパフォーマンス向上に繋がる指導方法への示唆は十分であるとは言えない. |
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ISSN: | 0484-6710 1881-7718 |
DOI: | 10.5432/jjpehss.13012 |