ゴール型のサッカー授業における体力つくりを企図した指導プログラムの効果:コートの広さを工夫したゲーム教材に着目して

「I. 緒言」2008(平成20)年1月に中央教育審議会から「幼稚園, 小学校, 中学校, 高等学校及び特別支援学校の学習指導要領の改善について(答申)」が公表された. そのなかで, 子どもの体力低下傾向が依然深刻であることが課題としてあげられている(中教審, 2008). このような状況を踏まえて, 体育授業においては体つくり運動以外の領域においても, 学習した結果として体力向上をめざす方針が示されている(文部科学省, 2008, p.5). このことに関連して, 高松(2005)は, 「スポーツやダンス」の中に体力つくりに関する学習内容を積極的に取り入れることの必要性を指摘し, その際の手...

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Veröffentlicht in:体育学研究 2013, Vol.58(1), pp.297-307
Hauptverfasser: 津田, 龍佑, 井上, 明浩, 鈴木, 宏哉, 丸谷, 泰彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I. 緒言」2008(平成20)年1月に中央教育審議会から「幼稚園, 小学校, 中学校, 高等学校及び特別支援学校の学習指導要領の改善について(答申)」が公表された. そのなかで, 子どもの体力低下傾向が依然深刻であることが課題としてあげられている(中教審, 2008). このような状況を踏まえて, 体育授業においては体つくり運動以外の領域においても, 学習した結果として体力向上をめざす方針が示されている(文部科学省, 2008, p.5). このことに関連して, 高松(2005)は, 「スポーツやダンス」の中に体力つくりに関する学習内容を積極的に取り入れることの必要性を指摘し, その際の手順を示している. すなわち, (1)目標の決定→(2)手段の準備→(3)計画の立案→(4)実践→(5)効果の評価というサイクルにしたがって, 技能の向上に結びつく方向で体力を高めていくことのできる能力(自分自身でプランニング・ドゥイング・チェッキングできる能力)を開発することが必要になる.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.12008