Collective Efficacy 理論によるチーム・パフォーマンス向上の試み:バスケットボール競技を対象に
「1. 緒言」バスケットボール競技において, 歴史上最も成功を収めた選手の一人であるマイケル・ジョーダン(Michel Jordan, 1963-)は, 世界最強のリーグであるNBA (National Basketball Association)において, キャリア当初より輝かしい個人成績を残し続けた反面, 彼自身の最終的且つ最大の目標であるリーグ優勝を飾るまでには実に8年もの歳月を費やしている. このことは, 「プレイヤーたちの個々のパフォーマンスからだけで複雑多様なゲーム状況を打開することなど不可能である」(内山, 2004, p.26)と述べられているように, チームが勝利するには,...
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Veröffentlicht in: | 体育学研究 2012, Vol.57(2), pp.663-682 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. 緒言」バスケットボール競技において, 歴史上最も成功を収めた選手の一人であるマイケル・ジョーダン(Michel Jordan, 1963-)は, 世界最強のリーグであるNBA (National Basketball Association)において, キャリア当初より輝かしい個人成績を残し続けた反面, 彼自身の最終的且つ最大の目標であるリーグ優勝を飾るまでには実に8年もの歳月を費やしている. このことは, 「プレイヤーたちの個々のパフォーマンスからだけで複雑多様なゲーム状況を打開することなど不可能である」(内山, 2004, p.26)と述べられているように, チームが勝利するには, 選手個々人の能力や才能の集積だけでなく, 「チーム・ワーク」などの集団に固有の要素に支えられた, チームとして形成されるパフォーマンスの総体である「チーム・パフォーマンス」(内山, 2001)が如何に重要であるかを如実に表している. |
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ISSN: | 0484-6710 1881-7718 |
DOI: | 10.5432/jjpehss.11092 |