走高跳におけるスポーツ運動学的技術分析の研究動向の批判的検討
「I. 研究のねらい」陸上競技における走高跳では, その歴史的展開の中できわめて多彩な新技術が生み出されてきた. すでに1936年のオリンピック・ベルリン大会の頃までには, イースタンカットオフ, スコッチテクニック, ラルソンテクニック, ウエスタンロール, そしてベリーロールといった数多くの技術が生み出されている(Hoke, 1966). また, 1968年のオリンピック・メキシコ大会では, 男子走高跳の優勝者であるFosbury, D.が背面跳びというまったく新しい跳びかたを全世界に対して実演してみせている(Killing, 1995a). このような著しい技術発達は, 課題達成にかかわ...
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Veröffentlicht in: | 体育学研究 2012, Vol.57(1), pp.159-176 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 研究のねらい」陸上競技における走高跳では, その歴史的展開の中できわめて多彩な新技術が生み出されてきた. すでに1936年のオリンピック・ベルリン大会の頃までには, イースタンカットオフ, スコッチテクニック, ラルソンテクニック, ウエスタンロール, そしてベリーロールといった数多くの技術が生み出されている(Hoke, 1966). また, 1968年のオリンピック・メキシコ大会では, 男子走高跳の優勝者であるFosbury, D.が背面跳びというまったく新しい跳びかたを全世界に対して実演してみせている(Killing, 1995a). このような著しい技術発達は, 課題達成にかかわる動きかたそのものが走高跳の達成記録に大きな影響を及ぼすことを示している. 動きかたの良し悪しが競技成績を大きく左右するからこそ, 選手と指導者は動きかたの改善に取り組んできたのである(マイネル, 1981, pp.31-33). |
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ISSN: | 0484-6710 1881-7718 |
DOI: | 10.5432/jjpehss.11013 |