大学生の身体活動・運動実践者割合および健康関心,自覚的健康状態,健康行動との関連

「I 緒言」1960年代以降, 精力的に身体活動や運動と疾患や不健康状態との関連が解明されてきた(荒尾, 2008). 例えば, Paffenbarger et al.(1978, 1983, 1984, 1993)は, 大学卒業生を対象に調査を行い, 身体活動や運動が冠動脈性疾患, 高血圧, 肥満などの予防に有効であることを示した. 同様に, Helmrik et al.(1991)は, 身体活動や運動がII型糖尿病の予防に有効であると報告している. Physical Activity and Health (U.S. Department of Health and Human Servi...

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Veröffentlicht in:体育学研究 2009/12/10, Vol.54(2), pp.425-436
Hauptverfasser: 岡崎, 勘造, 鈴木, 久雄, 加賀, 勝, 大橋, 美勝, 山口, 立雄, 梶谷, 信之, 足立, 稔, 天野, 勝弘, 山田, 茂, 積山, 敬経, 井上, 裕美子, 福田, 隆, 伊坂, 忠夫, 柳, 等, 廣瀬, 勝弘, 大谷, 崇正, 岩橋, 邦彦, 井上, 倫明, 山崎, 先也, 石原, 一成, 佐川, 和則, 新宅, 幸憲, 林, 恭輔, 高橋, 香代
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I 緒言」1960年代以降, 精力的に身体活動や運動と疾患や不健康状態との関連が解明されてきた(荒尾, 2008). 例えば, Paffenbarger et al.(1978, 1983, 1984, 1993)は, 大学卒業生を対象に調査を行い, 身体活動や運動が冠動脈性疾患, 高血圧, 肥満などの予防に有効であることを示した. 同様に, Helmrik et al.(1991)は, 身体活動や運動がII型糖尿病の予防に有効であると報告している. Physical Activity and Health (U.S. Department of Health and Human Services:以下「USDHHS」と略す, 1996)では, それ以前の研究成果を踏まえ, 身体活動や運動が, 冠動脈疾患, 高血圧, 肥満, 大腸癌, II型糖尿病などの発症率を減少させ, 健康づくりに貢献する健康行動の一つであると述べ, その中では, 健康づくりにとって, 従来のスポーツ活動による運動だけでなく, 日常生活における身体活動を促進させることの重要性が強調されている.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.a540209