REM睡眠時の急速眼球運動に伴う脳波活動

レム睡眠時の脳波と急速眼球運動(REMs)の関連を検討するために, 健康な男子学生8名について二夜の夜間睡眠及び覚醒時のポリグラフ記録を行なった. 脳波は頭皮上16部位から左右耳垂を結合したものを無関電極として時定数0.3秒で単極導出し, 眼球運動は水平方向は左右眼窩外縁, 垂直方向は右眼窩上下より時定数0.3秒で双極導出した. 実験条件は, 通常の照明下で被験者の眼前にパネル写真を置き, 視角約15度の間隔で写真上に二つの視標を設定し, 数秒間隔で交互に注視する覚醒・照明条件と, 覚醒時・暗室下で目だけ動かさせる覚醒・暗室条件, レム睡眠時のREMsを対象としたREM睡眠条件の3つで, 各条...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:生理心理学と精神生理学 1987-12, Vol.5 (2), p.138-139
Hauptverfasser: 宮内哲, 多喜乃亮介
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:レム睡眠時の脳波と急速眼球運動(REMs)の関連を検討するために, 健康な男子学生8名について二夜の夜間睡眠及び覚醒時のポリグラフ記録を行なった. 脳波は頭皮上16部位から左右耳垂を結合したものを無関電極として時定数0.3秒で単極導出し, 眼球運動は水平方向は左右眼窩外縁, 垂直方向は右眼窩上下より時定数0.3秒で双極導出した. 実験条件は, 通常の照明下で被験者の眼前にパネル写真を置き, 視角約15度の間隔で写真上に二つの視標を設定し, 数秒間隔で交互に注視する覚醒・照明条件と, 覚醒時・暗室下で目だけ動かさせる覚醒・暗室条件, レム睡眠時のREMsを対象としたREM睡眠条件の3つで, 各条件毎に水平方向EOGの立ち上がりをトリガーとして, 脳波及び眼球運動を加算平均した.
ISSN:0289-2405