地域の児童を対象とした医療と科学の体験教室 [アイラボキッズ] の報告 - 2020年度ガリレオと落体の実験

「要旨」 茨城県の将来を担うことが期待される児童に対し医療や科学に更なる興味関心を持たせる目的で「医療と科学の体験教室」(アイラボキッズ)を地域貢献研究の一環として実施した. 今回, その2回目として「ガリレオ・ガリレイの落体実験」と題した物理学分野の体験教室を阿見町立君原小学校で行った. 企画構成としては, 粘土玉とピンポン玉を用いた落体実験を実際に児童にさせるとともに, 落体の法則を発見した近代科学の父ガリレオ・ガリレイを人生の雛形になりうる研究者として取り上げ, そのことを描いたオリジナル絵本の作家本人による読み聞かせでエピソードを紹介するという内容で実施した. アンケート調査の結果から...

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Veröffentlicht in:茨城県立医療大学紀要 2022-03, Vol.27, p.57-66
Hauptverfasser: 鹿野直人, 島本真帆子, 春名紗季江, 湯原明, 秋山美穂, 田口典子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」 茨城県の将来を担うことが期待される児童に対し医療や科学に更なる興味関心を持たせる目的で「医療と科学の体験教室」(アイラボキッズ)を地域貢献研究の一環として実施した. 今回, その2回目として「ガリレオ・ガリレイの落体実験」と題した物理学分野の体験教室を阿見町立君原小学校で行った. 企画構成としては, 粘土玉とピンポン玉を用いた落体実験を実際に児童にさせるとともに, 落体の法則を発見した近代科学の父ガリレオ・ガリレイを人生の雛形になりうる研究者として取り上げ, そのことを描いたオリジナル絵本の作家本人による読み聞かせでエピソードを紹介するという内容で実施した. アンケート調査の結果から, 児童は他人の報告を鵜呑みにせず実際に自分で実験し確かめることの大切さを学び, 興味関心の量的・質的向上があったことを確認した.
ISSN:1342-0038