性別、前期・後期高齢者群別の都市郊外高齢者の食品摂取頻度と食事習慣からみた食生活状況
「I. 緒言」望ましい食を含めた生活習慣や日頃の心がけは, 「貝原益軒の養生訓」や「サレルノ養生訓」に記されているように, 古来より長寿をもたらす知恵として言い伝えられている. 食生活と健康状態, 死亡との関連は, 世界保健機関や米国議会の報告書だけでなく, 先行研究により報告されている. 追跡調査から, 食品摂取パターンと高齢者に多い病気の発症, 進展との相互関連性が示唆されている. また, 高齢者の多様な食品摂取は, 良好な栄養状態と連動しており, 虚弱や高次生活機能の低下予防の可能性が報告されている. また, 望ましい健康状態を保つ要件は, 栄養バランスがとれた食事であることが報告されて...
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Veröffentlicht in: | 応用老年学 2014, Vol.8(1), pp.85-97 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 緒言」望ましい食を含めた生活習慣や日頃の心がけは, 「貝原益軒の養生訓」や「サレルノ養生訓」に記されているように, 古来より長寿をもたらす知恵として言い伝えられている. 食生活と健康状態, 死亡との関連は, 世界保健機関や米国議会の報告書だけでなく, 先行研究により報告されている. 追跡調査から, 食品摂取パターンと高齢者に多い病気の発症, 進展との相互関連性が示唆されている. また, 高齢者の多様な食品摂取は, 良好な栄養状態と連動しており, 虚弱や高次生活機能の低下予防の可能性が報告されている. また, 望ましい健康状態を保つ要件は, 栄養バランスがとれた食事であることが報告されている. さらに, 食事習慣(朝食, 間食)と健康状態, 総死亡との関連が検討されている. そして, 食品摂取のタイミングと寿命, 健康状態とのメカニズムは, 長寿マウスによる動物実験などから科学的に証明されてきている. |
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ISSN: | 1882-6245 2759-4556 |
DOI: | 10.60455/sagj.8.1_85 |