機能強化型訪問看護事業所と機能強化型への移行を検討している訪問看護事業所に勤務する看護師の教育ニーズ

要旨 目的:本研究の目的は,機能強化型訪問看護事業所と機能強化型への移行を検討している訪問看護事業所に勤務する看護師の教育ニーズを明らかにすることである. 方法:首都近郊3県の訪問看護事業所の看護師(n=964)を対象に郵送法による調査を実施した. 結果:456名から回答を得て,456名を解析対象とした.456名のうち,機能強化型訪問看護事業所および機能強化型への移行を検討している訪問看護事業所に勤務する52名の看護師の教育ニーズは,「緩和ケア」「在宅終末期ケア(看取りを含む)」が高かった.また,24時間対応体制加算の有無と「在宅終末期ケア(看取りを含む)」「腎瘻・膀胱瘻のケア」に有意差を認め...

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Veröffentlicht in:日本看護科学会誌 2021, Vol.41, pp.98-105
Hauptverfasser: 小森 直美, 伴 佳子, 小林 成光
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:要旨 目的:本研究の目的は,機能強化型訪問看護事業所と機能強化型への移行を検討している訪問看護事業所に勤務する看護師の教育ニーズを明らかにすることである. 方法:首都近郊3県の訪問看護事業所の看護師(n=964)を対象に郵送法による調査を実施した. 結果:456名から回答を得て,456名を解析対象とした.456名のうち,機能強化型訪問看護事業所および機能強化型への移行を検討している訪問看護事業所に勤務する52名の看護師の教育ニーズは,「緩和ケア」「在宅終末期ケア(看取りを含む)」が高かった.また,24時間対応体制加算の有無と「在宅終末期ケア(看取りを含む)」「腎瘻・膀胱瘻のケア」に有意差を認めた(p=.05). 結論:機能強化型訪問看護事業所および機能強化型への移行を検討している訪問看護事業所に勤務する看護師は,ターミナルケアの教育ニーズが高く,機能強化型訪問看護管理療養費算定要件に合致していると考えられた.
ISSN:0287-5330
2185-8888
DOI:10.5630/jans.41.98